ハクダイのカカク
Hakudai no Kakaku


マンガ関連お出かけ記録

記録D

2007/6/2(土)

作成2007/6/24

青虫訪問+ミニオフ会(福島県南会津郡只見町)

 
 うーーん、もう3週間経ってしまった(汗汗)。とにかく、早めに書かないと記憶が飛んでしまう。下書きを、適当にヤッツケて、アップ最優先で行きます。少し、?な内容かもしれないけど勘弁を・・汗汗。

〜準備編〜

 漫画図書館「青虫」の存在を知ったのは、自宅でとってる朝日新聞の福島版だったと思う。青林堂と手塚治虫(虫コミックもか?)が名前の由来、貸本マンガが充実、これは近い内に行かないとなあ、と思っているうちに早一年。あいかわらず腰の重いハクダイであります(涙)。

 5月下旬、とあるところで、ある御二方が、青虫に行くという情報を入手。うん、このタイミングで出掛ければ、ミニオフ会だぁ、とひとりニコニコ。怪しいスパイ活動をしてるわけではないのですが、情報のソースはナイショね、ナイショ。ハクダイも行きます、御願いします、と挨拶のメールを予め、出すのが礼儀だとは思ったのですが、休日になると、たまぁにですが微熱が出る事もあって、連絡は保留に。実は、出掛けるかどうかも当日の朝まで、決め兼ねていました。

 
 〜出発〜

 前日は10時半に就寝。その前の日、某会の宴席(酒を飲まない自分はウーロン茶だが)があって、就寝が午前1時だったこともあり、昼寝もしたけど、あっさり入眠。普段11時に寝るモノとしては、深夜1時就寝はさすがにキツイっす。

 当日は6時40分頃目が覚める。ウンウン体長はいいぞぉ。出掛けられるな、今日は・・・、とニンマリです。朝食後、7:25出発。近所のコンビニでペット飲料を購入し、とりあえずは一般道を走る。なんか途中、おおボケかまして、ロスったりしたけど、8時過ぎに、高速道路へ入る。自分は滅多に高速道路は走らない、そんなわけで結構、緊張しますが、某磐越道?は、比較的空いてて嬉しいですね(苦笑)。初めはFMラジオや、MD録音の音楽番組を聴いてたけど、運転に集中しないと危ないので、途中から、何も聞かずに、飛ばします。って、チンタラしか走れないんですけど(運転下手なもんで)。数時間後、ナビの言うとおりに、高速を降りて一般道へ。トイレ休憩と道の確認のために某コンビニに入るものの、トイレは込んでて用足しは断念。まあ、いいか、と運転続行です。しかし、ここからの一般道が凄かった。舗装はしてあるけど、初体験のスノーシェイド、断崖絶壁、きれいな水面、とにかくクネクネ、って普段、滅多に出掛けない生活だから、いちいち危険さにストレスになったり、景色の素晴らしさに関心したりすだけなんですが。のんびりドライブ出来たら、天気は良いし、青空はキレイだし、木々が鮮やかに映えるしで、さぞ楽しい(苦笑)でしょうが、今回は目的がハッキリしてるので、イマイチ楽しむ余裕がないです。磨崖仏の案内板を見つけましたが、今回はパス。磨崖仏、生で見た事ないんだよなあ・・・次、青虫行くときは、絶対みるぞぉ、磨崖仏。そんなこんなで、ナビの登録目的地であり、只見町役場付近に到着。ガソリン補給と用足しついでに、青虫の場所を訊きます。最初、どこ?的な感じの、スタンドの方でしたが、ていねいに教えていただきました。結局、又、青虫の、すぐ目の前で道を訊くことになるのですが(苦笑)10時45分ころでしょうか、青虫に到着したのは? 12時開館は知っていたので、昼食のために、とりあえずクルマを走らせます・・・すると、しばらく行くと、鉄道コンテナがあります。、。本・・と言う文字が見えます。そうか、噂の「たもかく」は只見だったか!俺もウッカリ屋さんだよなぁ(汗汗)嬉しい誤算です。昔ながらの古本屋さんという趣の建物数棟を歩き回って、あれこれ探します。しかし、自分は根っからの本好きなんだなあ・・と自分でも感慨深いやら飽きれるやら。ここでは、ねこぢるの本を1冊購入。帰宅後確認したらダブリでしたけど・・・まあ、記念ということで、良しとします。
 さて、昼食を・・・カツ丼弁当を、すぐそばで購入し、車中で食べます。丼好きなもんで、ここは、やっぱりカツ丼なのですよ・・・480円なり。

 〜いざ青虫入館〜
数キロ走って、青虫へ戻ります。クルマを置いて、引き戸をガラガラと開けます。うわあ、木造で懐かしいフンイキ・・・・。こういう建物のフンイキ、自分のような年代の人間でも、あまり経験したことが無い人が多いかも・・・。自分の通った小学校の旧校舎(と呼ばれていた建物)を思い出しました。木造建築、不便な点も多いのでしょうけど、味わい深いですね。

開館5分くらい前でしたが、館長さんは、快く入れてくれました。住所氏名等を受付カードに記入します。館内の案内を受けて、鞄をロッカーに置きます。

木造、当然、床も木製・・・木造だけど天井が高い建物って、ひょっとして入った経験ないかも。母校の小学校の旧校舎は、平屋で屋根も低かったように思う。木製の椅子とかも懐かしい。でも、天井には、大きな扇風機が、トイレは水洗だし、でフンイキを損なわない程度に改築が施されています。夏は、結構、この只見という土地は暑いかも。机にノートを置いて、本棚を眺め始めると、お客さんが二人やってきます。例のお二方、ケンケンさんもマンチュウさんも、実は顔を存じあげないのであります(苦笑)。マンチュウさんの写真は、一度、某web上で見たかも?しれないが、ケンケンさんに至っては、全く知らないない。でも、噂程度に年齢とか、その他幾つかは、知ってたりするんだけど(苦笑)。グズグズしてても仕方ないので、思い切って声掛けました。「マンチュウさんとケンケンさんですか?」「はじめまして、ハクダイです」と・・・。お二方とも、ややビックリされていたようでした(苦笑)。予め、連絡しなかったことをお詫びするハクダイでした(失礼致しました)。


〜最初から最後まで興奮しっぱなし

 3人は、思い思いにアチコチ見て回る回る・・・
なんですが、自分の情報処理能力を圧倒的に凌駕する、蔵書の数と質・・・・正直、何を、どういう風に書けばいいのか、悩みます。断片的なメモみたいな記載にしかなりません(涙)

 ハクダイは、まずは、短編形式の辰巳ヨシヒロマガジン(金園社・A5貸本・昭和35年頃)を探すのですが、うーん無い・・・・。無いかな?無いかな?、と言ってると館長の高野さんも気になったのか?辰巳ヨシヒロマガジン?辰巳ヨシヒロアクションじゃなくて?と探してくれました(感謝)。でもこれは蔵書に無し・・・残念。

 お宝、レア物の宝庫、鍵付きガラス戸棚を見て歩きます。でも、美術館に行ったときの(滅多に行かないけど)、せっかく来たんだから、とりあえず、一通りは全部見ないとなあ・・って感じで見ていきます。古書店の顔として、ショーケースに箔付けに10冊置く・・・そういう風に考えると。100軒、少なくとも、50軒分くらいの古書店を賄えますね・・・楽勝で(凄すぎ)。神保町や中野の某店へ行っても、舞い上がるというか?普通じゃない状態、になる自分としては、感覚が千%くらい麻痺するというか・・・・なんともです。とにかく珍しいというか、古書価が高いと言うか・・・・。

 

やっと読めたよ・・・あの作品
 
・とにかく、気になってるもの、気になったものを読み漁ります。眺めまくります。

 辰巳ヨシヒロのボクシングもの、「男ありて」(全4巻・三洋社・辰巳ヨシヒロアクションシリーズ)を通読。4巻だけは所有しているのだ。やや、構成に難があるような気もするけど、完全に少年向けを脱却している、愛憎人間ドラマで読み応えがあった。

 辰巳ヨシヒロの新書版で「空気男」をやっと読めた。ミステリーアクションとして、結構楽しめました。旧日本軍にスパイとして透明人間に改造された男が原子力潜水艦の存在を憎み、義賊的に行動する。だが、実は、透明人間の正体は、某国のスパイだった。深刻ぶらないところが、辰巳作品らしい一作でした。

 辰巳さんのボクシング物「男対男」の3つのバージョンの存在。これは、そのうち、きちんとまとめたいですね。

 漫画探偵ブックスX 鈴木出版。5冊程度あったようだが、とてつもなく程度の良いものもあって、ビックリ。
手塚治虫作品とさいとう・たかを作品が一緒に載ってるのは、興味深い。昭和34年頃?と時期も早い。旧来の、少年漫画中心の内容に中に、さいとう・たかを作品が入り込んだ格好だと思うが、手塚さんは、「劇画」を意識していたようだ(どこかで、そんな文章を読んだ記憶がある)

 加藤輝彦のA5版単行本。少年マガジン連載で、原作は福本和也。全く予想外の存在でした(苦笑)

 影・街の号数が若い方は、やはり数が少なかった。あってもガラス戸の中ですね、やっぱり。

長谷邦夫作品を・・・現代忍者シリーズ・・・不思議な作風ですね。

時間は、あっと言う間に
 
 4時過ぎ頃だろうか?新たな入館者が・・・・関西?からの男性の方・・・・。これで、総勢5人、マンチュウさん、ケンケンさん、高野館長、そしてハクダイ、そして関西の方と5人で、イロイロ話が盛り上ります。濃いです(苦笑)

 4時半過ぎだろうか?近所の方と思われる方が・・・館長さんと親しげに話しています。

 5時近く・・・中年の男女の方が二人・・・話す機会がありませんでしたが、帰り間際、男性の方に、チャッカリ記念写真撮影を御願いしちゃいました。

 この日の全来館者は7名かな

 5時近いころ、マンチュウさん、ケンケンさんとガラスケースの中を覗く・・・3人で、凄いなあ・・凄いなあ・・・の連続。昭和30年代のマンガ状況に詳しいマンチュウさんのお話が聞けたのは良い経験でした。手塚さんのアシスタントの福元氏のこと、ジャジャ馬くんのラジオのことなど・・・。
 ケンケンさんの石森作品への知識はサスガです。しかし、あるろころには有ります(伝説では無いです・苦笑

 館長、マンチュウさん、ケンケンさん、そしてハクダイの4人で記念撮影。居合わせたお客さんの方に御願いしてシャッターを押してもらう。この4人での1枚、ウンウン濃い濃い。ありがとうございました。

 5時10分くらいか、まだ明るい・・暗くなる前の高速に乗らねば。館長さんに挨拶をして玄関を出ます。駐車場でマンチュウさん、ケンケンさんに挨拶〜お礼を。いや、ほんとに有難うございました。

 帰りの運転中は、小学生みたいに、興奮しまくりでした。スゲェ〜、スゲェ〜、スゲェー。基本的には来る時と同じルートだが、高速を長めに・・。そのせいか、20時20分頃には無事帰宅できました。しかし、少し飛ばし過ぎだったので、反省も少し(運転下手なんだからぁ)晩ご飯のオカズは、ゲッ、とんかつだぁ。昼はカツ丼だったのに・・・。カツまみれの一日だったせいか、実際、勝ちっぱなしの一日でしたねえ。あっmたもかぶで購入した「ねこぢるの本」がダブリ本だったから1敗か(苦笑)。

                                終わり
 
雑文御容赦(涙)

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